偏差値30から東大に入れるのか
今回はよく塾などの広告で見る『偏差値○○から東大に現役合格!』みたいなことが本当にあり得るのか自分なりに話していこうと思います。
初めに言っておきますが、このような広告を出している企業や個人を批判するつもりはありませんのでご安心ください。
まずこの偏差値がどの時点での偏差値だったのかが一つのポイントになると思います。ここでは偏差値○○を偏差値30として話していこうと思います。
例えばこれが高校1年生のときのものだとしたら、この人は少なくとも2年間で必死に努力して受かったことになります。これだと全然あり得るレベルだと思います。
ここで、この広告を見て偏差値30の高校3年生がこの塾に入ったとすると単純に東大現役合格するためには広告の例の人の2倍頑張らなくてならなくなります。
これはさすがに厳しいかなと自分的には思います。
なのでこのような広告に惹かれたときは塾の説明に聞きに行ったときに広告の例がいつの偏差値だったかを聞いた方がいいと思います。それを踏まえて自分でその塾に入るかを判断しましょう。
次にその偏差値が何の偏差値であったかです。
模試を受けたことがある人はわかると思いますが、模試結果には「校内偏差値」と「全国偏差値」の少なくとも2つ書いてあると思います。
ここで広告の偏差値が「校内偏差値」であり、かなりの名門校に通っていた人なら「全国偏差値」なら普通なのに「校内偏差値」で見たらかなり低くなってしまうこともよく起こります。
自分も英語の偏差値が「全国偏差値」ではそこそこなのに「校内偏差値」で見たら40代のときが多々ありました。
名門校でも「校内偏差値」が30であればなかなか成績が悪い人に限られますが、地頭がかなり良い可能性があるので「全国偏差値」が30の人が広告を信用しきってしまうと、元々のスタートラインが違う可能性があるので、この点も塾の説明会などで聞いておいた方がいいと思います。
たしかに広告は偏差値30と書いてあり嘘は言っていないので、悪いことではないですし、広告の例の人を批判するのも間違ってます。
元の偏差値がどれだけであっても東大に入ることは素晴らしいと思うし、その努力はすごいことだと思います。
ただ自分の人生を決めるときには決して情報弱者にならないようにした方がいいです。
なので塾に入るときはきちんと下調べをした方がいいでしょう。
結論を言ってしまうと、偏差値30の人でも東大に入れると思います。
ただかなりの努力が必要になってくると思います。これは変わらないと思います。
それと今の時代は情報弱者にはならないようにしましょう。
今回はこれで以上です。