生物のおすすめの勉強法
今回は生物のおすすめの勉強法を紹介していこうと思います。
以前も1度生物の勉強法を紹介しましたが、改訂版としてまた紹介していこうと思います。
自分は勉強法をどんどんアップデートしていくタイプの人間なので、今後も何回かこのような改訂版が出るかもしれませんが、ご了承ください。
まず難関大の生物の問題を解くには、知識を覚えてその知識を自分で使いこなせるようになる必要があります。
つまり生物は暗記だけではいけないということです。
生物は他の理科科目よりたしかに用語や知識を暗記する割合が大きいですが、暗記すればいいというわけではありません。
もちろん受ける大学のレベルによっては暗記だけでなんとかなる場合もありますが、今回は難関大の生物が解けるようにするための勉強法を紹介していこうと思います。
とは言っても生物をできるようになるのに必要なことはざっくりまとめるとこんな感じだと思います。
①基本知識のインプット
②基本問題を解けるようにする
③応用問題を解けるようにする
ここで言う基本問題とは用語問題や思考力がほとんど問われない論述問題を指していると思ってください。
応用問題は思考力が必要とされる論述問題、実験考察問題と捉えてください。
ではこれらを詳しく説明していこうと思います。
①基本知識のインプット
まずは基本知識をインプットすることから始めましょう。
この時に使うのは教科書と学校で配布される問題集で基本的に大丈夫だと思います。
ただ教科書だけではわかりずらい部分や出版社によっては書いてない内容がたまにあったりするので、詳しめの参考書を買っておいた方がいいです。
おすすめなのは「大森徹の最強講義117講 生物」です。
理由は単純に知識量が多いのと、問題演習の時に使う問題集としておすすめな「大森徹の最強問題集159問 生物」と一緒に使いやすいからです。
具体的なやり方としてはまず教科書を読んで、知識をインプットしていきます。
この時よくわからないと思ったものは大森徹の最強講義で確認していってください。
また最強講義を読んでもよくわからなかったものは、あまり深く理解しようとせずそのまま暗記してしまいましょう。
すべてを完璧に理解しようとすると大学の知識などが必要となってくるものもあるので、深く追い求めすぎないように注意してください。
知識をある程度インプットしたら、学校で配布された問題集の用語問題や基本問題でアウトプットしていきましょう。
知識はアウトプットを効率よく行うことで定着していくのでアウトプットを怠らないようにしましょう。
インプットとアウトプットの割合は4:6くらいがいいかなと思います。
慣れてくれば3:7くらいでも余裕だと思います。
知識のインプットの仕方、暗記の仕方を知りたい人は以前に暗記の仕方をまとめたものがあるので、そちらを確認してみてください。
簡単にまとめると知識のインプットは
教科書 → 用語問題 → 教科書 → 用語問題 → …
みたいな感じです。
②基本問題を解けるようにする
知識のインプットが終わったら、問題集の基本問題を使って問題演習をしてきます。
ここでの問題集は学校で配布されたものでも大丈夫ですし、市販の使いやすいものでもいいです。
自分的には学校で配布されたものでも十分だと思いますが、学校配布のものは解説が少ないものが多いので、それが嫌な人は「基礎問題精講」などの基本問題で大丈夫だと思います。
正直、これだけです。
問題を解いたらわからなかった部分を確認して、なぜできなかったのかなどを分析してください。
覚えていたはずの知識が抜けていて間違えたのならその知識を覚え直して、知らない知識があれば最強講義などで確認したり、調べたりして知識量を更に増やしていきましょ。
問題演習の時に心がけて欲しいのは分析です。
なぜできなかったのかを考えた方がいいと思います。
成績がなかなか伸びないと感じている人こそきちんと分析した方がいいと思います。
勉強できる人は無意識ながらもこのようなことをやっている人が多いと思います。
分析というと難しく聞こえますが、要はできた問題とできなかった問題を区別して、原因を考えることです。
やみくもに問題を解き続けるだけでは伸びないと思います。
基本問題を解く段階でこのこと意識しておけば、応用問題のときに壁にぶつかっても乗り越えられると思います。
むしろ応用問題のときにこれが大事になってくると思います。
基本問題の知識を応用問題にも使える形で蓄えておかなければいけません。
生物はここが大変だと思います。
しかし逆にここができてしまえば、後は応用問題の量をこなせばかなり成績が伸びると思います。
また応用問題で使える知識を意識するなら、なんでもかんでも語呂で覚えるのは良くないと思います。
語呂だけで覚えて理解が薄いと応用問題では使い物にならないこともあります。
苦手分野や基本問題だけ取れればいいという人は語呂をどんどん使ってもいいですが、レベルの高いところを目指すなら、語呂に頼りすぎるのは控えた方がいいと思います。
③応用問題を解けるようにする
ついに応用問題の段階に入ります。
この段階では、学校配布の問題集の難しめの問題の部分や「理系標準問題集」や「大森徹の最強問題集」を使うといいと思います。
志望校のレベルに合わせて問題集を使うといいと思います。
「大森徹の最強問題集」の方が「理系標準問題集」より難しいと思います。
具体的なやり方は②のところで紹介したのと同じです。
ここで生物の論述問題で分析を行う上でのコツを紹介しておこうと思います。
・キーワードが書けているか
・生物学的に文章が合っているか
・実験考察の場合どこの文から何を読み取ればいいのか
これらが重要になってくると思います。
また応用問題の段階では基本問題に比べて、実験考察が増え、論述問題の文字数も多くなってきます。
同時に問題文も長くなり、問題文から読み取っていく国語力のような力も必要になってきます。
とはいっても応用問題を解くときに土台となるのはやはり基本問題の知識です。
基本がしっかり身についていれば最初は難しく感じるかもしれませんが、数をこなすことでだんだん慣れていきます。
生物の応用問題は数をこなすことも重要だと思います。
1冊の問題集に載っている応用問題の数はあまり多くないので、応用問題の部分だけでも2.3冊の問題集をこなせるならこなした方がいいと思います。
逆に基本問題をどれだけ高い質で行えたかで、応用問題に入った時に成績の伸びに差が出てくると思います。
~まとめ~
インプットするときはアウトプットも意識する
生物は基本問題の知識を応用問題に使えるように蓄えていくのが難しい
→基本問題の段階でより高い質を
応用問題は数をこなして慣れることも必要
今回はこれで以上です。
またどんどん勉強してよりよい勉強法が見つかれば、改訂していくと思います!
おまけ
自分が主に使っていた問題集
学校配布のリードα → 理系標準問題集 → 大森徹の最強問題集
講義系参考書は 大森徹の最強講義
基礎問題精講も買いましたが、自分的には微妙でした。