現役理系大学生が教える勉強法

理系の自分の経験などをもとに勉強法を発信していこうと思います。

数学のおすすめの勉強法

数学のおすすめの勉強法を紹介していこうと思います。以前にも数学の勉強法については書きましたが、今回はより詳しく、またよりよい以前のものより良い勉強法を紹介していこうと思います。

 

基本事項のインプット

 

まず数学を勉強していく上で大事なのは基本的な知識と解法のインプットになると思います。

 

これらを行なっていくのにおすすめの参考書は青チャートです。

 

青チャートは量も多く全体的には難しめの参考書ですが、今回は基本的な知識と典型問題の解法をインプットするために使います。

 

青チャートの各問題には難易度が5段階で表されていて、難易度が3以下の問題の解法を暗記していくことをおすすめします。

 

難易度が3以下の問題は入試において取らなくてはいけない問題や典型問題、基本問題となるので、しっかり身につけておきたいです。

 

また数学の得意不得意や自分の志望校のレベルに応じて難易度が2以下の問題に絞ったりするのはありだと思います。

 

旧帝大以上を狙う人は3まで確実にやっておきたいです。

 

ここで大切なのが問題をゴリゴリ解いていくわけではないということです。あくまで解法を覚えていくことを重視してください。

 

あまり時間をかけすぎないようにした方がいいと思います。受験科目は数学だけじゃないと思うので、数学だけに時間をかけすぎるのは良くないです。

 

使い方はざっくり言うと例題の問題の解き方を覚えていくだけです。

 

このときどんな問題かを確認したら解答を見てしまい、使われている公式やどんな解き方をしているか確認し、その解き方を覚えてしまいます。

その後、その解答を自分の力で解答を見ずに書けるかを確かめてください。

書けるようになっていたら次の問題に進み、書けなかったらまた解法を確認して書けるようにしましょう。

 

社会系の暗記科目だと思って勉強するといいでしょう。

 

ただ、ここで気を付けたいのが『解答の丸暗記』はしないということです。

解答を確認するときは式の意味や解き方を理解しながらやっていってください。

このポイントを注意して行わないと数学の点数は伸びていきません。

 

数学が苦手な人や大学受験において数学でそこまで高いレベルが要求されない人は青ではなく黄チャートや教科書でも大丈夫だと思います。

自分の高校では青チャートが配られたので、青チャートで話を進めていますがチャートの色は自分のレベルに合わせて使うのがいいと思います。

 

ただ教科書は解法を覚えていくことを目的として使える問題数があまり多くないので、チャートを使った方がいいと思います。

 

またチャートがどうしてもしんどいと思う人は基礎問題精講など少し軽めの参考書でも大丈夫だと思います。

 

ただチャートほどの網羅度はないので気をつけてください。

 

newstudy.hatenablog.com

 

 

 

アウトプット

 

次は前の過程で覚えた公式・解法をアウトプットして自分で実際に応用できるようにしていきます。要するに問題演習です。

 

人は何かを覚えるときにはアウトプットしながらの方がいいと言われています。なのでただ公式や解法を眺めていくのではなく、実際に解きながら覚えていくことを重視してやっていきます。

 

ここで使う参考書は問題数がそれなりに多い問題集を使います。学校で配られる4STEPなどでも大丈夫だと思います。

自分は4STEPをやった後に主にプラチカをやっていました。

ここで使う問題集も自分の現時点でのレベルや志望校のレベルに合わせたものを使うのがいいと思います。

 

ここでの勉強の仕方としては単純に問題を解いていくことです。

前の段階でインプットがちゃんとできていれば式をたてるところや大雑把な方針を立てることができるようになっていると思います。

 

しかしいろんな解法を組み合わせたような問題も出てくるため解けない問題がおそらく出てきますが、そういう問題は解答をよく分析してどういう知識があれば解けたのかをしっかりと確認しましょう。

 

だいたい問題集は少なくとも3周はした方がいいと思います。一度解いた問題は2週間以内にはもう一度復習することを徹底した方がいいです。

 

勉強ができるようになるには復習をすることがとても重要になってきます。どの科目にも言えることですが復習は徹底してください。

 

また問題集の問題を解くタイミングとしてはチャートで一分野終わったら、該当する問題集の問題を解いていくといいと思います。

 

ここで問題演習としてチャートの類題を使っていいんじゃないかと思いますが、チャートの類題は難しめで、量も多いのであまりおすすめしません。

決してダメというわけではありませんが、学校で配られた問題集を使えば、学校の授業で問題を解いたら提出しなければならない学校もあるかもしれないのでこっちの方が都合がいいと思います。

 

他にも自分の志望校の過去問も解きましょう。過去問は一番最後に残しがちですが、それはあまりおすすめしないです。ここの部分についてはまた今度紹介しようと思います。

 

 

newstudy.hatenablog.com

 

 

 

 

数学の勉強法については上の2つが基本となると思います。

このことを下に簡単にまとめます。

 

チャートで公式・解法をインプット

問題集でアウトプット

 

簡単に書くとたったこれだけ。

 

これを実践してもなかなか数学ができるようにならない人は次のような過ちを犯しているかもしれないので確認してみてください。

 

解法をただ丸暗記している

難しく考えすぎている

 

2つ目の「難しく考えすぎている」とは解法などを深く理解しようとしすぎてしまう人にみられます。数学は丸暗記は基本的にダメですが、時には「こういうものなのか」と浅い理解で進んだほうがいい時もあります。

自分的に数学を教えるにしても勉強するのしても難しく感じるのは時にこのようにしなければならない所があるからだと思います。

 

 

~番外編~

 

模試・試験の復習の仕方

 

ここでは番外編として模試や試験の復習の仕方を紹介しようと思います。

 

まずできなかった問題を中心にどこまでできたのかなぜできなかったのかどうすればできていたかを分析してください。

 

ここまではやっている人が多いと思いますが、さらに成績を上げるためにはこの後に、出来なかった問題をできるようにするには、今後どうしていけばいいのかの計画を立てることをおすすめします。

 

ここまでしている人はなかなかいないと思います。そこまで難しいことではないと思うので、ぜひ意識してやってみてください。

 

また間違えた問題をノートに問題と模範解答を写して、ためておくといいと思います。イメージはチャートみたいな感じで間違えた問題だけを集めて、解法も載っているオリジナルのチャートを作ってみるといいかもしれません。

 

模試は受験生になったら1年に何個も受けることになり、間違った問題の量はどんどんたまっていきます。間違った問題をピックアップしておかないと、なかなか復習しません。

 

模試などで間違った問題はいつでも復習できるような工夫をするといいと思います。

 

 

今回はこれで以上です。