現役理系大学生が教える勉強法

理系の自分の経験などをもとに勉強法を発信していこうと思います。

生物標準問題精講

今回紹介する参考書は

 

生物標準問題精講

 

です。

 

この参考書は旺文社から出版されている有名なシリーズで以前に『生物基礎問題精講』を紹介しました。『生物標準問題精講』その次のレベルの参考書になります。

では紹介していこうと思います。

 

レベル

問題集のタイトルには標準とありますが、問題のレベルは難しめだと思います。単純な語句問題だけではなく思考力が必要な記述問題もあります。確かに大学受験において生物で他の受験生と差を付けようと思うと、この参考書に乗っている問題も解けなければならないと思います。しかし生物では他人と差を付けられるようになるまではかなり道のりが長く、時間がかかる科目だと思います。記述などはそれぞれの問題に書かなければいけないポイントなどがあったり、どのように問題に対して思考していかなければならないのかなど慣れが必要になってきますし、生物の教科書に書いてあることを深く理解していなければなりません。

 

網羅度

網羅度が悪いわけではありませんが、生物の基礎を身に付け全範囲が履修されているという前提で作られているので、この問題集だけでは生物の全範囲を学習できるわけではありません。各章ごとに難しめの問題をピックアップして作られています。ただ種類の少ない生物の参考書においては、このレベルの問題をピックアップされているという点でとてもいい参考書だと思います。

 

使い方

この参考書はレベルが高いので、この参考書を完璧にする前に他の科目の実力が足りているのかを考えてから取り掛かった方がいいと思います。また『生物基礎問題精講』からそのまま『生物標準問題精講』に移行するとレベルの差などがあり苦しくなると思うので、間に『理系標準問題集 生物』を挟んだ方がいいと思います。

また志望大学のレベルによっては生物選択者でも使わなくてもいい人がいます。学部にもよりますが旧帝大でも正直使わなくても大丈夫だと思います。ただ東大・京大は問題が難しかったり、記述が比較的多かったりするのでこのレベルの参考書はやっておいた方がいいかもしれません。

 

 

この問題集は難しめですべての生物選択者がやるものではないと思いますが、旧帝大志望などで生物で差を付けたいという人はやることをおすすめします。逆に旧帝大志望などではなく生物で最低限の点数取れれば良いという人や他の科目にまだ不安要素があるという人にはおすすめできません。

 

この参考書をやらない人はもう少しレベルの易しい参考書を何周もしたり、他の科目の不安要素を無くすことに力を注いでください。

 

今回はこれで以上です。以前紹介し、今回も少し出てきた『理系標準問題集 生物』と『生物基礎問題精講』の紹介記事のリンクを貼っておくので、良かったら参考にしてください。

 

 

newstudy.hatenablog.com

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